荒井 悠介

助教
専門分野
教育社会学、文化社会学、若者文化研究、メディア研究、カルチュラル・スタディーズ
ゼミテーマ
教育と社会との関係を考える
主な所属学会
日本社会学会、カルチュラル・スタディーズ学会、教育社会学会、Japan Anthropology Workshop
研究実績
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教員からの
メッセージ

社会学は、自分がどのような社会に生きているのか、自分にとってどのように生きていくことが幸せなのか、そういったことを考えるためのヒントが得られる学問です。また、社会調査は人と人の営み、人の気持ちを思いやり、人と共に生きていくうえでの大切なことを学べます。みなさんが大学での4年間を通じて、ご自分自身にとっての幸せな人生を描いていく力を身に付けていかれることを、心から祈っています。

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主な担当科目

教育社会学

教育社会学では、ジェンダー規範など学校で学ぶ隠れたカリキュラム。家庭の経済資本、資本による教育格差。マイノリティー生徒を取り巻く状況。いじめ、不登校、非行など教育に関わる問題。等の、現代社会における教育の役割と諸問題、それを検討するための教育に関わる社会学の概念や視点を学習します。

質的データ分析

質的データ分析では、インタビューやフィールドワークといった質的調査の代表的な方法や、その作法を学びます。講義中にはインタビューの演習を行い、人から話を聞く方法論を学習しつつ、人の気持ちへの配慮と調査倫理を持ちながら、研究を行う作法を身に付けます。

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ゼミ紹介

活動内容

2年次のゼミ活動では、インタビューやフィールドワーク、日記調査といった方法を学びながら、若者と教育、文化、メディア、に関わる協働研究を行います。3年生からは、各自の興味関心に合った研究を進めます。毎週担当者が一言挨拶という形で、自分の研究に関わる質問を投げかけ、発表とディスカッションを行ない、社会人基礎力を養っていきます。

ゼミのアピールポイント

本ゼミでは、教育や若者文化を中心とした、自分自身の興味関心にあった研究を行っていきます。ゼミの活動を通じては、明るく和やかな空気をつくり、お互いに思いやりの気持ちを持つこと、それと同時に、戦略的・論理的に考えながら実行し、目標を達成する力を身に付けることの両側面を重視しています。みなさんが、楽しく興味関心があることに取り組みつつ、将来を描いていく力を身に付けていかれることを応援しています。

ゼミのイベント紹介

体験の格差や教育指導の方法について学びながら、将来、子どもや生徒に行うことを目指して、イベントの企画・運営を行います。これまでは、新一年生交流のためのワークショップ、他のゼミ生も招いたハロウィンイベント、クリスマス会などを行いました。

主な卒業論文のテーマ

強豪校野球部員のキャリア形成 ジェンダーレス男子のファン研究 位置情報アプリの使用と友人関係
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推薦図書

  • 入門 icon
    緋色の研究
    アーサー・コナン・ドイル、2010、創元推理文庫
    緋色の研究
    推薦コメント

    シャーロックホームズシリーズの第一作目。観察から推論するとはどのようなことか、この本ではホームズが解説しています。社会調査をする上でも大切な視点を、推理をしながら学んでいただけたらと思います。

  • 基礎 icon
    ハマータウンの野郎ども―学校への反抗・労働への順応
    ポール・ウィリス、1996、ちくま学芸文庫
    ハマータウンの野郎ども―学校への反抗・労働への順応
    推薦コメント

    なぜ、労働者階級の不良少年たちは自ら進んで厳しい肉体労働者の世界に入っていくのか。
    一見不可解な生き方をする人々の文脈と論理を明らかにする調査の魅力、そして、世代を超えて生き方に影響をおよぼす文化の魅力を知っていただけたらと思います。

  • 応用 icon
    差異と欲望―ブルデュー『ディスタンクシオン』を読む
    石井洋二郎、1993、藤原書店
    差異と欲望―ブルデュー『ディスタンクシオン』を読む
    推薦コメント

    私たちが親から受け継ぐものには、振る舞い方や価値判断といったものが含まれます。そして、これは人生に大きな影響を与えます。ブルデュー理論を丁寧に整理したこの本を通じ、社会学の理論を身に付けることで、社会と自分自身を見つめる新しい視点が得られることを実感していただければと思います。