元治 恵子

教授
専門分野
階級・階層論、格差社会論
ゼミテーマ
社会階層、職業社会学、データ分析
主な所属学会
数理社会学会、日本社会学会、日本教育社会学
研究実績
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教員からの
メッセージ

みなさんは、何を目的に大学へ進学しましたか。4年制大学への進学率が上昇したとは言え、半数を超えた程度に留まっています。大学へ進学しなかった人の中には、自ら選択した人もいるでしょう。しかし、進学したくても出来なかった人がいることを忘れないで下さい。せっかく手に入れた大学生活です。さまざまなことにチャレンジし、多くの経験をして下さい。失敗することがあるかもしれません。しかし、すべてがみなさんの今後の人生の糧となるはずです。

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主な担当科目

階級・階層論

社会階層、社会移動、不平等・格差など社会学の階層研究における基本的な概念や理論、そして研究方法などを学んでいきます。それらを前提とし、現代社会における社会階層や不平等・格差の特徴や構造について、社会学的な視点から考察できるようになることを目指します。

格差社会論

現代社会における格差の問題を、ライフステージごとに実態とその背景にある様々な要因について考えていきます。現代社会におけるさまざまな「格差」の現状と問題点を理解し、社会学的視点から考察できるようになることを目指します。

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ゼミ紹介

活動内容

現代社会における社会階層、人々の間に生じている不平等や格差の特徴や構造、また、社会階層をとらえる上で重要な概念である職業をめぐるさまざまな問題について考えていきます。具体的には、文献を読み、これまでの研究における知見などを踏まえながら、ゼミのメンバーと議論しながら現代社会について考えていきます。また、社会調査データの二次データを使いながら、分析手法を学び、実証的な研究方法を習得します。

ゼミのアピールポイント

現代社会における人々の間の不平等や格差について語る時、みなさんは何を根拠にしていますか。他の人から聞いた話やうわさでしょうか。ネットで検索した情報でしょうか。また、データ分析の専門家でなくても、社会人として、データを分析できる能力(いろいろなレベルがありますが…)が求められています。自分自身で、社会調査データを分析し、その結果を根拠に意見を言えるような能力、そのための分析方法が身につくはずです。

ゼミのイベント紹介

各期末に、お菓子などを食べながら、ゼミの仲間と語り合う「打ち上げ」
学生の皆さんからのお誘いがあれば「ゼミコンパ」
など
*コロナ禍で、多くのイベントが実施できていませんが…

主な卒業論文のテーマ

「子ども時代の特別なイベント参加経験と他者との関わり」 「進路選択・就職活動からみる高校生期のキャリア教育の実態と課題」 「男女間における社会的役割-教育からみえる過去と現状-」 「若者のひきこもりへの支援とその課題」

主な卒業論文のテーマ

「子ども時代の特別なイベント参加経験と他者との関わり」 「進路選択・就職活動からみる高校生期のキャリア教育の実態と課題」 「男女間における社会的役割-教育からみえる過去と現状-」 「若者のひきこもりへの支援とその課題」

主な卒業論文のテーマ

「子ども時代の特別なイベント参加経験と他者との関わり」 「進路選択・就職活動からみる高校生期のキャリア教育の実態と課題」 「男女間における社会的役割-教育からみえる過去と現状-」 「若者のひきこもりへの支援とその課題」

主な卒業論文のテーマ

「子ども時代の特別なイベント参加経験と他者との関わり」 「進路選択・就職活動からみる高校生期のキャリア教育の実態と課題」 「男女間における社会的役割-教育からみえる過去と現状-」 「若者のひきこもりへの支援とその課題」
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推薦図書

  • 入門 icon
    生き方の不平等―お互いさまの社会に向けて
    白波瀬佐和子、2010、岩波書店
    生き方の不平等―お互いさまの社会に向けて
    推薦コメント

    人生の様々なステージ(ライフステージ)における不平等の実態が、データをもとに解き明かされています。
    これまでのライフステージを振り返り、そして今後のライフステージ想像しながら、どのような社会が望ましいのかを考えながら読んでほしい1冊です。

  • 基礎 icon
    計量社会学入門―社会をデータでよむ
    数理社会学会監修 筒井淳也ほか編、2015、世界思想社
    計量社会学入門―社会をデータでよむ
    推薦コメント

    現代社会に見られるさまざまな現象が、データをもとに統計的な分析手法を用いて、鮮やかに読み解かれています。社会学なのに統計?と言わずに是非読んでほしい1冊です。計量社会学の魅力にはまるかもしれません。

  • 応用 icon
    暴力と不平等の人類史:戦争・革命・崩壊・疫病
    ウォルター・シャイデル(鬼澤忍・塩原通緒 訳)2019、東洋経済新報社
    暴力と不平等の人類史:戦争・革命・崩壊・疫病
    推薦コメント

    人類のこれまでの歴史におけるさまざまな不平等が、平等化に有効だったとされる「戦争」、「革命」、「崩壊」、「疾病」をキーワードに描きだされています。これからの社会において、好ましい不平等の解消方法でしょうか。コロナ禍が続く中、人々の間のさまざまな不平等や格差を耳にすることも多いでしょう。
    是非、これからの社会について考えてみてください。