竹峰 誠一郎

教授
専門分野
国際社会学、地域研究、環境・平和研究
ゼミテーマ
フィールドで学ぶ グローバル化時代の平和・環境・人権
主な所属学会
日本平和学会、環境社会学会、戦争社会学研究会、日本環境会議、世界の核被害者援助研究会ほか
研究実績
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教員からの
メッセージ

大学内だけでなくて、大学の外にも出て行って、多様な方々と出会い、現場に学びながら、現代社会を見る目と生きぬく行動力を磨き、身につけていってもらいたいと思っています。そのための刺激や出会いの場を提供していきます。学生時代には「観光コースではない」旅をして、とりわけ国境を越えた先の社会にふれることをお勧めします。現代社会への関心をふくらませて本学を目指してください。

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主な担当科目

グローバル化の社会学

グローバル化が進む現代社会を見つめるべく、格差、貧困、経済成長、地球環境、開発/SDGs、感染症、戦争、核/原子力、移民/難民、先住民族など、国際社会の平和にかかわる問題を、国境を超えた先に暮らす「小さな民」にも目を配り、具体的に取り上げていきます。国際社会の現実をどう考えるのか、日本社会に暮らすわたしたちとの関係性を模索し、共に考えていく授業です。

コミュニティ形成論

「コミュニティ」をキーワードに多様な社会の課題に向き合う場をつくり、試行錯誤している人やその取組と出合っていく授業です。多様な社会の課題とともに、その社会的課題を放置せず一歩を踏み出す多様な挑戦に学びつつ、「日本社会」への想像力を膨らませていきます。そのことを通じて、「社会が変わる」とはどういうことなのか、「社会に参加する」「社会をつくる」とはどういうことなのか、自分にも引きつけつつ、共に考えていく授業です。

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ゼミ紹介

活動内容

「グローバル化時代の平和・環境・人権」をテーマに、学生自ら現場に足を運び、出会いを重ね、交流を深めながら学んでいきます。自主性を重んじ、学生相互の議論を大切にしながらゼミ運営をおこなっています。大学の中だけに閉じこもらず、大学近隣の方、全国各地、時には国境を越えて、多様な現場を持った人たちとつながりあいながら、ゼミ活動は展開してきます。

ゼミのアピールポイント

①フィールドワークの機会が多い
②議論する力が身につく
③主体性が身につく
④いろいろな人と出会える
以下の動画をご覧ください。2年生のゼミ生がゼミ紹介動画(約30秒、音なし)を作成してくれました。

ゼミのイベント紹介

①2,3年生合同ゼミ、②ゼミ主催・卒業論文公開報告会を実施します。またゼミ生の発案で、③合同フィールドワーク、④ゼミ合宿(高知、広島など)、⑤食事会などをおこないます。

主な卒業論文のテーマ

「技能実習生って誰のこと?――カンボジアの日本語学校から見つめて」 「館山発 地域と世界につながる戦争遺跡の保存活用――愛沢伸雄さんの挑戦の軌跡」 「福島原発事故 問い直す『復興』――水俣と広島の経験に学ぶ」
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推薦図書

  • 入門 icon
    990円のジーンズがつくられるのはなぜ?
    長田華子、2016、合同出版
    990円のジーンズがつくられるのはなぜ?
    推薦コメント

    わたしたちの身近なファッションを掘り下げると、グローバル化社会の現実が見えてくる。スマホ、バナナ、コーヒー、ダイヤモンド……もあわせて調べてみてください。

  • 基礎 icon
    経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか
    C.ダグラス・ラミス、2004、平凡社ライブラリー
    経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか
    推薦コメント

    グローバルな視野から経済発展とともに、戦争と平和、安全保障、日本国憲法、環境危機、民主主義をめぐる「常識」を問い直し、新たな視野を拓く1冊。20年以上読み継がれるロングセラー。

  • 応用 icon
    2030年 未来への選択
    西川潤、2018、日経プレミアシリーズ
    2030年 未来への選択
    推薦コメント

    2030年に世界と日本がどうなるのか。国連の「持続可能な開発目標」(ESD)の期限を視野に、人口、食料、環境、世界秩序などの課題を論じる。国境を越え、地球の未来を見据え、社会への想像力を拓く1冊です。